
自殺未遂の一因となったのは、加護の彼氏である安藤陽彦容疑者の逮捕にほかならないだろう。安藤容疑者は知人だった富山県の30代会社役員から、新店舗出店資金という名目で借りた2,000万円の返済を促された際に、暴力団関係者の名を使って脅し、返済を逃れようとしたとして恐喝の罪に問われている。彼自身は「金は借りていないし、暴力団の名前も出していない」と容疑を否認しているが、以前から投資家たちに自らプロデュースするレストランへの投資話や加護復帰の際のもうけ話などを持ちかけ、金をせびっていたと報じられていた。
今回の安藤容疑者の逮捕の際に現場にいたため赤坂署より事情聴取を受け、あまつさえ覚せい剤使用の嫌疑まで掛けられたという加護。さすがに目が覚め、所属事務所に頭を下げ、事態は収まるのではないかと思われていた。しかし、代理人によると、加護は安藤容疑者が釈放され次第、彼のもとに戻ると話しているという。なぜ加護は安藤容疑者のもとに戻ろうというのだろうか?

「安藤が加護の"理想"とする芸能活動を行うと約束したのではないでしょうか。加護はアップフロントから解雇され復帰した際に、女優として活躍したいと語っていました。しかし、事務所が持ってくる仕事は地方のパチンコ店の営業くらいしかなく、ついには脱ぎの仕事まで打診されてしまう。そこに安藤はつけ込み、自身が持っている大物芸能関係者とのつながりを使えば、大手事務所からのバックアップを受け、思いのままに活動できると吹き込んだのでしょう。それに安藤が加護を連れて、投資家と会うこともたびたびあったと聞いています。安藤からすると信用を得るための手段だったのでしょうが、彼の話を聞いてお金を出す投資家たちを加護が見ていたとすると、『私はまだまだやれる。仕事を持って来ない事務所が悪い』と思ってしまったのでは」(業界関係者)
自身もその詐欺の片棒を担がされているのではとウワサされているにもかかわらず、さまざまなアイドルをたぶらかしていたとも報じられている安藤容疑者の巧みな話術に、加護も洗脳されていたのだろうか? また、つけ込まれた理由として元メンバーへの嫉妬もあったのではないかと関係者は語る。

「アイドル時代にともにミニモニ。として活躍していた辻希美は杉浦太陽と、矢口真里は俳優の中村昌也とそれぞれ結婚しました。そして芸能界から身を引くこともなく、辻は2児を持つママドルとして、矢口はバラドルとして活躍中です。しかし、彼女たちにもスキャンダルはありました。辻は『ギャルル』を結成してすぐに杉浦とのできちゃった結婚を発表し、無計画婚とマスコミに糾弾されています。矢口もモー娘。在籍時に小栗旬とのツーショット写真が『フライデー』(講談社)に掲載され、リーダーとして活動していたにもかかわらず、卒業するはめに。しかしそれでも彼女たちは見捨てられることなく芸能界で活躍しています。加護は2010年4月16日に放送された『太田光の私が総理大臣になったら...秘書田中』(日本テレビ系)で、辻の活動に対し『ぶりっ子っていうよりも、いつまでもキラキラしていいと思うんだけど......いつ大人になるんだろう』と彼女のママドルとしての活動を批判するかのようなコメントをしています。『なんであの子は変わっていないのに、私だけうまくいかないのだろうか』との思いがあるのかもしれません」(同)
どん底から浮上しようとしてもマイナスの面にしか注目しない世間に、自身でもどうしていいのか分からず、甘言にだまされてしまったとみることもできる一連の騒動。トップアイドルとして君臨していた10年前からは想像もつかない人生を歩み続ける加護亜依。彼女の栄光への復帰は安藤のもとを離れることから始まると思うのだが......。

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